Conflict Zoneを飛び回る飛行物体
ロシアによるウクライナ侵攻が依然として継続している中、ウクライナ空域に近接するFIR(飛行情報区)において軍用/民間の飛行物体に関する気になる情報をIFALPAでは入手しています。最新情報として、3月12日にザグレブ近郊(クロアチア)で無人航空機型の飛行物体が墜落しました。
また、ブカレスト(ルーマニア)やブダペスト(ハンガリー)FIRで飛行物体の目撃情報もあります。今回のような軍事衝突において、周辺地域における民間航空輸送に対する直接/間接の危険性が地上だけでなく、上空においても高い確率で起こり得るのが残念ながら現状です。そのため航空当局及び航空会社は、これら地域を飛行する場合は最善の注意を払うと共に、安全リスク・保安リスクに関するあらゆる情報を収集することが求められます。
関連文書1:IFALPA Position Paper 15POS08「Conflict Zoneにおける運航」
関連文書2:ALPA Japan News 44-05「Flying Into and Over Conflict Zones」